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里子の反抗『インスタントファミリー 本当の家族見つけました』【映画ネタバレ】後編

養子縁組家族のリアル!映画『インスタントファミリー本当の家族見つけました』の告知ビジュアル 後編

てぃーこ

3人の養子を迎え入れた子なし夫婦に訪れた現実とは…

えむ

前編(養子を迎え入れるまでの葛藤)まだの方はこちらから見てね♪

里子の反抗!養子縁組家族のリアル

今までがマンネリだったと気づいた。単調な日々をぶち壊す変化が必要だったんだ。うちはいい子に会えてラッキー。

そう言う夫妻に「今はハネムーン期なだけ」と、冷静に答える里親支援センターの担当者。しかし、それは本当で…

反抗し、手に負えない子供達

イヤイヤ期の絶頂。かんしゃくを起こす末っ子

チップスを勝手に持ってきてわめきながら手を離さない末っ子
チップスを勝手に持ってきてわめきながら手を離さない「ギャーーーー!!!」
お店でバービーを買ってと掴んで離さない末っ子
お店でバービーを買ってと掴んで離さない「ヤダー!!!」

「ギャーーー!!」の悲鳴に頭が痛くなる夫妻。

ドジで怯えすぎ。繊細な長男

髪の毛を車の窓に挟まって叫ぶ長男
髪の毛を車の窓に挟まって叫ぶ長男w

「ごめんなさい!」と異常に怯える繊細な長男に手を焼く夫妻。

あんたは母親じゃない。反抗期バリバリ長女

携帯見せなさいと言われ実母とのツーショット写真を見せる長女
食事中のスマホを叱られ、実母とのツーショットが映ったスマホを里親に手渡す長女。「あなたに私のモノを奪う権利はない」と吐き捨てる
「クソババア」と笑顔で勢いよく車のドアを閉める長女
「クソババア」と笑顔で言い、勢いよく車のドアを閉める底意地の悪さ

反抗的な態度で、“必死に母親になろうとする妻”をズタズタに傷つける長女。里親夫妻をバカにし続ける。

まだ里子として預かってるだけだ、養子じゃない

平穏な日々だったのに…!だから幼い子がよかったの!あの子達大っ嫌い!感謝の気持ちもないんだもの!夫妻は寝室でグチをぶちまける。

里子として預かってるだけ。

まだ養子にしたわけじゃない。

正式に養子縁組となるためには、後日行われる審理会で承認される必要がある。それまでは「里子を預かっている」段階

今なら追い返せる。そう思いかけた。でも。やるしかない、と思いを改める。

てぃーこ

ヒドイ態度が続くと投げ出したくもなるよね…

長男の事故をきっかけに関係が変化

長男の足にネイルガンが落ちた瞬間

「ココにいたい」気持ちをぶつけた長女

長女と妻がまた大げんかになり、夫も二人に気を取られている間に、長男が足に「ネイルガン(釘を刺す道具)」を落としてしまった…!釘がグッサリ刺さってしまう!

長男を抱え病院に急ぐ。「大丈夫だ」と声をかけ、そばで支える夫妻。

しばらくして里親支援センターの担当者が事情聴取にきたので、夫が「俺のせいだ」と状況を説明すると、必死の形相で長女が割って入り、「違う、全部私のせいなの!」と弁明する。

「彼らは悪くないの。全部私のせい」と弁明する長女

「家庭を移動させられちゃう」

長女の隠された気持ちが表面化した瞬間だった。

こうして、大ゲンカと楽しい日々のアップダウンを繰り返しながら、ゆっくりゆっくり家族の距離は近づいていく。

てぃーこ

どんな悪行にも、夫妻は放り出さずに見守ってきたのがついに実を結んだのね…

パパ、ママと呼ばれた時の喜び

末っ子や長男から自然に「ママ」「パパ」と呼ばれた二人は、これまでの苦労が報われたような喜びで満たされる。

えむ

嬉しすぎて「え?なに?今なんて言ったの?」としつこく聞く妻ww

てぃーこ

これは嬉しいよね!!!

実母の存在。試される養子縁組家族

でも、やっぱり実母が大好きな長女

和やかな生活が続いていた矢先、長女に「更生した母親に会いたい」と打ち明けられる。

久々の対面、長女は夫妻には見せない笑顔で実の母親にかけよりハグをする。複雑な思いになる夫妻。

実母に会って帰ってくると数日間は子供たちは情緒不安定になり、拒絶されてるように感じた夫妻は…

助けを求めて先輩里親を訪ねて得た助言とは

失望と恐怖心と喪失感を抱いてる?

あの子たちは毎日それを感じてるの。

困難こそが一番大事なのよ

どんな結果になろうと彼女たちを守れ。そう先輩里親に助言をもらい、再び親として困難に立ち向かうことを決意する。

親権の判断のため審理会が開かれる

実母が大好きで賢い長女は、“里親である夫妻の失態”を審理会判事に申し立てることで、実母のもとで暮らせるよう誘導することに成功する。

てぃーこ

あんなに尽くしたのに、夫妻、辛すぎる…

えむ

末っ子と長男も里親夫妻が好きになっていたから、最後の夜は悲しかったね…

大好きな親に見放され、誰よりも孤独な長女

強くたくましく、母親よりも母親な長女

審理会で「親権は里親ではなく“実の母親”」と認められ、ウキウキ気分で夫妻の家を飛び出した長女は、迎えの車に母親が乗っていないことに気づく。

車から降りてきた里親支援センターの担当者に「母親は“書類は全てあなたが書いた。準備ができてないのに扇動された”と言っていた」と聞かされる…

ダムが決壊したように、いつものたくましい表情を崩してわんわん泣く長女。

てぃーこ

…ウワアァ

孤独感が強すぎて、誰の愛も信じられない

弟と末っ子は里親が好きで離れたくないことを理解していた長女は、「二人を養子にしたかったんでしょ。二人を引き取って。私は他の里親を探すから」そう決意を夫妻に伝えた。

えむ

傷つきたくないから、夫妻は自分を必要としてないって決めつけちゃうんだね。ほしかったのは幼い子でしょ、って

てぃーこ

…切ない

長女は長年愛に飢え、「自分は無価値な存在だ」と思い、愛を信じられなくなっていた。

【最後に】『里親になった理由』を伝える

最後まで心を開かない長女に向けて、夫妻は『里親になった理由』を(審理会では読ませてもらえなかったが)申立書に書いていた。

私たちの人生には何かが欠けてた。それがホアン(長男)、リタ(末っ子)、そしてリジー(長女)だった。

この時長女は初めて、自分が誰かの人生に必要とされている「価値ある人間」であることを知り、ついに分厚い心の壁がひとつ開かれたのでした。

てぃーこ

う〜、泣ける〜

えむ

やっと孤独の不安から少し解放されたね、長女

困難も喜びも、まるっとひっくるめて愛することが大事。

てぃーこ

だね!

【感想まとめ】子供の繊細さに寄り添い、想いを丁寧に伝えよう

これは泣けます…。

親の気持ちもわかるし、子供の気持ちもわかる。

お互いに抱えている複雑な気持ちを理解するためには相当な努力が必要なのです。

自分の気持ちを押し通すだけで家族をどうにかすることはできなくて、相手の立場を理解し、歩み寄れる関係をじっくり育てていくことが大切ですね。

家族それぞれの立場を理解するのに役立つ本も出ていますので、血の繋がらない親子関係ならではの特性を学び、幸せな家庭を築いていきましょう!

まとめ
  • 傷ついた子供たちの複雑な心境に寄りそおう。
  • 時に鬱陶しいことがあっても、家族がいる安心感はかけがえのないもの。
えむ

大切な人には、きちんと「あなたのその存在自体に価値がある」ということを伝えたいね♡

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