反抗期って父親ヤダよねーw
生理の話題とか、反抗期の時なんて気まずいよね。ステップファミリーで育ったnaoちゃんが初めての生理の話をしてくれたよ!
はじめましての方、こんにちは。最愛シンパパと恋愛中のえむと申します。プロフィールはこちら
【かんたん図解】家族構成
- 実父 47歳
- 継母 45歳
- 長男 15歳
- 長女(私)10歳:naoちゃん
- 祖母
- 実母(別居親)
反抗期の娘に初めて生理が来た。元シングルファザー子連れ再婚家庭の感動実話
父親は、母親と離婚して、割とすぐに女性とお見合いをして、再婚しました。祖母からは、子供、特に娘の私のことが心配だった、と聞いたことがあります。
仕事柄、父親はあまり家にいなかったため、継母、兄、私の三人で生活することになりました。
いきなり赤の他人との生活…!?
反抗期で継母を受け入れられなかった
当時、私は反抗期の前で、継母のことを受け入れられませんでした。
兄は、どっちでもいいという感じでした。部活で強豪校に行っていたので、平日も週末もほとんど家にいない兄。基本は継母と私、二人の生活でした。
二人きりは余計気まずい…!
「なぜ継母は、妻に逃げられた冴えない父親と結婚したんだろう」とずっと疑問でした。
継母は、私たちに「お母さん」とは呼ばなくてもいいと言ってくれていましたので、兄も私も彼女のことを名前でも母親としても呼ぶことはなく、「ねえ」とかで呼んでいたと思います。
継母も複雑な気持ちだっただろうね…
初潮が来て、祖母に助けを求めたが…
二人の生活が基本でしたけど、だからと言って仲が深まるわけではありません。12歳になり、私に初潮が来ました。
父親や兄に言うわけにもいかず、継母に言うのもなんだか嫌だったので、近くに住んでいた祖母に助けを求めると、祖母は継母に連絡をしてしまいました。
大人って子供の気持ちわかってくれないよねw
すぐに継母が迎えに来てくれて、二人で生理用品を購入することになりました。最初は色々な種類があって、何を買っていいのかもわからず、継母が勧めたものを購入して家に帰りました。
子宮・卵巣がないことを娘に告白した継母
家に帰ってから、継母が生理について話してくれました。
学校でも習っていたし、周囲の友人も生理が来ていたので「何を今更」という感じで聞いていました。
しかしそのあと継母は「もう子宮、卵巣がないこと」を告白してきました。もう子供が出来ない体だということを…
なので、生理痛が重くなったら病気の可能性もあるから早めに言ってほしいこと、継母に言えないのであれば祖母や友人に相談すること、一人で行けるなら病院に行って診てもらってほしいこと、を強く言われました。
継母の話を聞きながら、私は昔のことを思い出していました。
再婚してすぐの頃、私は友人から「父親が再婚したんだから弟か妹が出来るかもしれない」と茶化されたことを継母に言ってしまったことがあったのです。
そのことを思いだして「何てことを言ってしまったんだ」と思い、とたんに涙がぽろぽろ出てきました。
何となく距離があった私達でしたが、そこで継母が私のことをギュッと抱きしめてくれました。
実の母親が出ていってしまい、辛いこともあったけど、それまで泣くことはなかった私。この時、色々な感情が湧き上がり、混ざりあって、初めて声を出して泣いてしまいました。
抱きしめられて緊張がとけて、ダムが決壊したみたいに感情が溢れでちゃったんだね
初めての生理の夜。継母と一緒に寝た12歳
その夜、12歳になっていましたけど、私は継母と一緒に寝ることにしました。初めての生理で不安だったのかもしれません。
二人で、何を話すわけでもなく、継母は私の手をギュッと握ってくれました。
その出来事から、反抗期で受け入れ難かった継母との距離も変わり、私達は自然と仲良くなっていったと思います。
いくら血のつながりがあっても、やはり男親だと生理などについて話すことはためらってしまいます。
そしてまた、祖母に生理が来たことを相談した時、祖母が私の気持ちをくんで継母に連絡せずに生理用品を買いに行ってくれていたら、継母との距離は近づいていなかっただろうとも思います。
祖母、ナイス。
結婚式で継母に宛てた手紙を読んだ
それから継母と買い物に行くようにもなり、継母の実家に遊びに行ったり、継母方の祖父母にも大分良くしてもらいました。
距離が近くなった分、喧嘩も沢山したけど、私にとって継母は尊敬する憧れの女性の一人になりました。
私が結婚する頃には父親が他界してしまい、実母に会いに行ったのですが、こちらもほどなくして他界してしまいました。なので、結婚式の最後の挨拶のときに継母に親として前に立ってもらい、継母に宛てた感謝の手紙を読むことが出来ました。
連れ子と継母という関係でお互い色々な感情があったけど、手紙朗読という形で、それまでの気持ちを言葉にして伝えられて良かったなと思います。
子供が生まれてからは、よきおばあちゃんになってくれて、相談にも乗ってくれるので、とても感謝しています。
あの年齢の私のことを思い再婚してくれた父、反抗期だった二人の子供の母親になってくれた継母には心から感謝です。
素敵だねぇ…
3人の女性のお互いを思いやる優しさが家族を支えた
生理が来た反抗期の孫の相談を受け、継母との橋渡しをした、祖母。
継母に言うのが嫌だったら他の人を頼ってでも自分の体を大事にしてほしいと、子供を産めない体になった過去の辛い実体験を継娘に告白した、継母。
継母の告白を聞いて、子供ながらに心を痛め、涙を流した、継娘。
naoちゃんのエピソードには、3人の女性のお互いを思いやる優しさが溢れていましたね。
思春期はナイーブですから、異性である父親になんでも話せる訳ではありません。そうしたことを考えると、娘を持つシングルファザーにとって、「子供が信頼できる女性」の存在は必ず助けになりますね。
繊細な気持ちを理解できるのは、同じ痛みを抱えている女性だからこそ、だったりもするね♡
▼ こちらも参考になります ▼
当ブログで度々引用させていただいている『ステップファミリーのきほんをまなぶ』。ステップファミリーの人はもちろん、これからステップファミリーなるかもしれない人にとっても有益な学びが満載!絶対に読んでほしい一冊。オススメです。
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Photo: Erol Ahmed, Unsplash / Mark Filter, Pixabay / Polina Zimmerman, Pexels / FineGraphics, AC photo