ステップファミリー実話

【実話】ステップファミリーを幸せに導いたある1つの方法:ルールの作り方

うちの家族ルール。ステップファミリー実話(NSちゃんの場合)
てぃーこ

子連れ再婚ってやっぱり難しいのかなぁ…

えむ

複雑だよねぇ…。継母と心の距離があったNSちゃんの家では「家族ルール」を作って仲良くなったんだって。詳しく聞いてみよー

はじめましての方、こんにちは。最愛シンパパと恋愛中のえむと申します。プロフィールはこちら

【かんたん図解】家族構成

ステップファミリー家族構成(NSちゃんの場合)
  • 実父 40歳
  • 継母 35歳
  • 長女(私)12歳:NSちゃん
  • 実母(別居親)

【ステップファミリー実話】子連れ再婚はうまくいかない?家族ルールを作ろう

小学生の頃にご両親が離婚し、父子家庭で育つことになったNSちゃん。大好きなお母さんの代わりにやってきた「新しいお母さん」の元で、どのように生活して仲を深めていったのかを教えてくれました。

小学生の友達は離婚した親について反応してきた

親が離婚したのは小学生の頃でしたから、まわりのお友達は離婚という言葉に敏感に反応してきました。

もちろん、お友達は親が井戸端会議みたいに喋ってた話を耳にして、「どうしてお母さんがいないの?」って純粋に聞いてるだけなんだろうけど、「分からない」と言うしかできませんでした。

私は、気まずさを感じながらも、理由はどうであれ、本当のお母さんとの生活ができなくなったことは事実だから、「幸せな生活はもう訪れないんだ」そうした言葉を自分に言い聞かせるようにしていました。

まっ黒い部屋で顔を覆ってなく少女

でもやっぱり不安になって、家に帰ってきたお父さんに「どうしてお母さんいないの?病気なの?早く帰ってきてってお父さんが電話してよ」って、大人の事情なんて知らずに、ダダをこねていました。

自立するまで我慢…。嫌いな継母との新しい生活

12歳になったころ、継母との暮らしが始まりました。
継母、というよりもお姉さんみたいな存在から始まりました。

ただ、母親といっても、その女性が私を生んだワケではないし、生んでもらったワケでもないから、私は「本当に愛してくれるのか」と不安でした。

継母も「本当に愛せるのか」っていうような感じで、二人の間には微妙な距離がずっとありました。

でも、仲良くなるしかないのです。たとえどんなに嫌みな人であっても、自立ができるまでは…っていう気持ちが子供の私にはありました。

てぃーこ

嫌いでも、子供は親を選べないもんね…

継母と連れ子の私が仲良くなるために作った“家族ルール”

それで、なかなか心の距離が縮まらない継母と私が仲良くなるために、みんなで“家族のルール”を考えました。

“家族ルール”を作ることにしたのは、継母の提案でした。

ルールを守らないとペナルティが発生しますが、もしルールが守れたら、夢を叶えてくれる、という内容でした。

背景にシンデレラ城があり、宝石のような馬車からから降りて辺りをうかがう水色のドレスを着たシンデレラのイメージ画像

「ディズニーランドに行きたい」ふいに私の口からパッと出てきました。

お友達がディズニーランドに遊びに行ったことを自慢気に話していたのを聞いて、そのことがずっと頭にあったのです。

実母に会いたいということよりもまず先にディズニーランドに行きたいだなんて…という気もしますが、子供は正直なものです。

家事の分担と、会話のコミュニケーション

洗濯物の山の上で優雅に寝転ぶ少女

家族のルールはいくつかあって、衣食住で決まっていました。

ルールといってもそれほど難しいことではなく、しつけとコミュニケーションを組み合わせたようなものでした。

例えば、

食事について

ご飯を食べるとき「いただきます」食べた後は「ごちそうさま」を必ず言うこと。当たり前なのにできないので、その時のペナルティは食器洗いをするという内容でした。

洗濯物について

洋服は脱いだら洗濯機に入れる。靴下は裏返しにならないように気をつける。これも、なかなか守れないことがあって、その時は洗濯物をたたむというペナルティがつきました。

できない時には、それに当てはまるペナルティが発生するという内容でしたが、そこには必ず、父親や継母とのコミュニケーションが含まれていました。

例えば、食器洗いのペナルティが発生した時には、食器洗いをする側で、継母が食器を拭いてくれていました。

その間もお料理について話したり、今日のご飯について話したりして会話が自然に増えて、継母との距離は徐々に近づいていったように思います。

継母は、私の自立につながるような家族ルールを考えてくれていたと思います。あまりにも難しい内容というわけではないからやることも負担になりませんでした。

スプーンをペロッと舐める女の子と、微笑んで見つめる女性

一方で、父親とのコミュニケーションは土日に限定されていました。

仕事で帰宅が遅い父親とはなかなか話すことができなかったので、家族ルールとして「公休では、父親は子供の私と遊ぶ」というルールを作りました。父親と散歩にでかけたり、デートをしました。

ほとんど週末にしか会えない父親と、その時ばかりは楽しい時間を過ごすことができました。

何よりも、こうしたルールのおかげで家族の絆が生まれた、ということは、私たち家族にとって一番大きかったように思います。

NSちゃん家の家族ルール

  • 「いただきます」「ごちそうさま」を言う → 言わなかったら食器洗い
  • 洗濯物は洗濯機へ → できなかったら洗濯物をたたむ
  • 父親の公休は子供のNSちゃんと二人で遊ぶ
えむ

娘は父親と二人きりの時間があることに安心して、継母は束の間の休憩になって、みんなハッピーだね!

てぃーこ

韓国の国際結婚でも同じようにいい関係を保ってる子連れ再婚家庭があったよねー

晴天の海を見つめ、5歳くらいの女の子を真ん中に三人で手を繋ぐ、ブルーのサマードレスがおしゃれな妻のいる家族の後ろ姿の写真

いつか本当のお母さんみたいに好きになってね

ある時、「どうしてお父さんと結婚したの?』と継母に聞いた時、継母は「好きだからよ」って答えてくれました。

そして「いつか、本当のお母さんみたいに好きになってね」って、笑いながら言ってくれた時、なんだか嬉しく、継母との繋がりを強く感じました。

「私が守るからね」って、力こぶを作りながら言ってくれました。

愛してくれる表現がしっかり見えるのなら、安心できます。

そうして、両親の離婚で不安定だった私の心にも、少しずつ変化が出てきたように思います。

ちなみに、家族ルールで掲げた目標は、見事達成して1年後にディズニーランドへも行くことができました!

また新しい夢を設定して、1つ1つの課題をクリアするたび、思い出が増えるだけでなく、家族の絆を強いものにしていくことができたと思います。

「家族ルール」はステップファミリーを幸せに導く1つの方法!

継母にとっても、連れ子にとっても、それまで他人だった大人と子供が一緒に暮らすようになれば、色々なストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。

こうした家族ルールによって、家族間のコミュニケーションが活発になって仲良くなれただけでなく、継母の家事ストレスも少しは緩和したのではないかな、とも想像できますね。

むやみやたらに怒りやイライラをぶつけるのではなく、解決するためにはどうしたら良いか、きちんと家族みんなで建設的に話し合うことが大切ですね!

まとめ

みんなにとってハッピーな結果になるように、きちんと不安や不満は吐き出して、解決の道を探そう!

えむ

ルールは、作りすぎて首をしめないように♪

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Photo: Cottonbro, Pexels / Caleb Woods, Unsplash / RiverOfHopeHK, Pixabay / Natalya Zaritskaya, Unsplash

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