ステップファミリー実話

実母が遺した“成人式の着物”が繋いだ、継母と娘の絆【ステップファミリー実話】

ステップファミリー実話Y子ちゃんの場合「実母の着物が繋いだ継母との絆」

今年は残念ながらコロナ禍での緊急事態宣言発令で、一生に一度の成人式が中止や延期となり、楽しみにしていたのに出席できない方も多くなってしまいましたね。

命を守ることは何よりも大事ですから、何か別の形ででも二十歳の皆さんにとって大切な思い出が残ることを願っています。

さて、そんなわけで、今回はステップファミリーで育ったY子さんがお話ししてくださった「実母と継母の想いも乗っかった特別な成人式」のお話をシェアしたいと思います。

てぃーこ

成人式、特別な想いがのっかるよね

えむ

はじめましての方、こんにちは。最愛シンパパと恋愛中のえむと申します。プロフィールはこちら

【かんたん図解】家族構成

ステップファミリー家族構成(Y子さんの場合)
  • 実父
  • 継母
  • 長女(私)20歳:Y子さん
  • 実母(死別)

【ステップファミリー実話】実母が遺した成人式の着物が繋いだ、継母と娘の絆

20代の娘と仲良く写真に写る母親

このお話は、実母が亡くなってから、ステップファミリーとして継母のもとで育ったY子さんが、二十歳の成人式でのある出来事をきっかけに継母との関係が好転したエピソードを語ってくれたものです。

難しい継母と継娘との関係性は、どのようにして絆を強めていったのでしょうか。

継母を受け入れられずギクシャクした思春期

継母に育てられた子供としては、どうしたって実母と比べてしまうものでした。

今では、“ステップ”ファミリーって言葉があるように、父が好きになった人だし、時間や接する密度で徐々に受け入れることができています。

継母にとっては「他人が産んだ子供を育てることになるんだ」と、大人になった今ではその苦労を理解できますし、他人の子供を受け入れてくれたんだと思えるだけで、継母の愛情深さも知ることができました。

晴れ間も見える曇り空のもと、自転車で大地を駆け抜ける少女

しかし10代の頃はまだイキがっていたので、継母を父から紹介されたとき、財産が目的だとも疑っていました。

当たり障りない関係が長いこと続き、子供からすれば「お母さん」と呼ぶことがなかなか出来ずにいました。父は「お母さんと呼びなさい」と強制することもなかったし、継母も「お母さんって呼ばなくても大丈夫」とさとしてくれていました。

ただ、思春期だったことで上手くコミュニケーションが取れずにいて、親子関係はギクシャクしたままでした…

実母の遺してくれた成人式の着物

ピンク色の着物を着て和室に座る若い女性

ですが、20歳になる成人の日に差し掛かるとき、継母から「これを着てみない?」って差し出されたのは綺麗な柄の着物でした。

父も隣におり「これ、どうしたの?」と聞くと、継母が「お母さん(実母)の遺してくれていた着物なのよ」って、笑顔まじりで渡してくれました。

母が成人の日に着ていた着物、確かにアルバムを開いたら、母の成人式の写真にはその着物姿が写っていました。

試しに身体にあててみたら、寸法もぴったりな点に驚きました。母はスレンダーで高身長だったからです。

父から聞いた話では、継母が箪笥から着物を見つけ、いずれ迎える成人のときに着せるために、大事に保管してくれていたようです。20歳になる年、しつらえ直してくれました。そして継母自らが着物を着付けてくれたり、ヘアサロンに予約を入れてくれました。

「どうしてここまでするの?」って聞いたら、継母は成人式に参加ができず、晴れ着姿を親に見せられなかったと話をしてくれました。自分と同じ想いをさせたくなかったことや、実母の想いを理解するからこそ継承したい想いがあったことを知らされました。

これまでイキがっていたことで、継母も辛かったはずなのに、無償の愛を知ることになりました。

継母と初めての家族写真を

懐かしそうに写真アルバムをみるカップル

それからは、なんだか肩の荷が軽くなったようで、継母に対しても「お母さんって呼ぶように努力するから」という言葉が自然に出るようになりました。

成人式は無事に晴れ着姿で迎えることができ、その日には父と継母と、外で食事をしました。

そして子供からのお願いとして、写真館で家族写真を初めて撮ることを提案しました。

継母も涙ぐんで喜んでくれましたし、父からも、照れくさい表情が浮かび、なんだか、本当の親子関係が築けたように思えた瞬間でした。

継母からは、成人式の後に「おめでとう」という言葉と共に、腕時計をプレゼントされました。それも欲しくて一生懸命に貯金をしたり、バイトをしてから購入しようと考えていた腕時計でした。このことは、世間話のように話題に出していたから、継母も知ってくれていたようです。

腕時計

時を刻むのと同じように、家族の時間も少しずつ前に進んでいます。

今更言わないけれど、継母には感謝しかありません。

どんなにツラい言葉を浴びせても、いつも笑顔を絶やさずに、ずっと隣であたたかく見守り続けてくれていて、今は、そんな継母と普通にショッピングをしたり、ご飯に誘ったりして、仲良しの親子関係を築く努力ができています。

いつか、実母と同じくらいのステップファミリーが築けるのではないか、そうした期待でいます。そうした想いにさせてくれた2人に今は本当に感謝しています。

どんなに嫌われても見守り続けたのは継母の「無償の愛」だった

20代の娘の頭にキスをする母親

思春期という難しいお年頃、継母としてはどうしたら継子との関係をよくできるのかと、悩みや葛藤があったことと思います。

だからこそ、成人式後に初めて「家族写真を撮ろう」と継子から提案があった時は、やっと家族に認められたことに、どれほどの喜びで満たされたでしょうか。

ステップファミリーには困難がたくさんありますが、その分苦労が報われた時には大きな大きな喜びも与えられるということが見えてきますね。

まとめ

どんなに嫌われても笑顔を絶やさず見守ることで、いつか継子にも理解され、報われる日がくると信じよう

えむ

本当に大変な道のり。
でも信じて見守ることの大切さがよくわかるね

てぃーこ

継子と継母の絆が結ばれていく貴重な一瞬一瞬。大切に残していきたいね

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Photo: FineGraphics, AC Photo / Walter Gadea, Unsplash / Markus Trier, Pixabay / m***m, AC Photo / Cottonbro, Pexels