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映画『最初の晩餐』【相関図・感想】キャストに子持ち再婚家族の窪塚洋介も

映画『最初の晩餐』の告知ビジュアル

家族ってなんなの?

煩わしいだけじゃないの?

映画『最初の晩餐』予告編

家族は煩わしい。でも、じゃあなんで家族になるんだろう。

ステップファミリー予備軍のシングルマザー、シングルファザー、そして彼らと恋愛中の私たちが考えておくべきこととはなんでしょうか。

映画を見ながら

  • 子持ち再婚家族の難しさを知り、いつか起こるかもしれない問題の解決に役立てる
  • 心温まる場面に、小さな希望を見つける

えむ

純粋に映画を楽しみながら、子持ち再婚について考えてみましょ♪

てぃーこ

窪塚洋介さんといえば、仲良し再婚家族で有名だね!(現妻さんは子持ち再婚じゃないけど)

えむ

はじめましての方、こんにちは。最愛シンパパと恋愛中のえむと申します。プロフィールはこちら

【あらすじ】映画『最初の晩餐』

亡き父の通夜の席、母が運んできた料理は目玉焼きだった。
「これ、親父が初めて作ってくれた、料理です」父母の再婚当時7歳だった息子がつぶやく。

通夜振る舞いは、かつて親父が作ってくれた、目玉焼きだった…

父と母は子連れ同士で再婚し、父には11歳の娘、7歳の息子、 母には17歳の息子がいた。
5人はギクシャクしながらも、何気ない日常を積み重ね、気持ちを少しずつ手繰り寄せ、お互いにちょっとだけ妥協し、家族として暮らしはじめた。
しかし、1本の電話が、この家族を変えていく…

» 映画『最初の晩餐』公式サイト 2019 日本

【相関図・感想】子持ち再婚家族の難しさ

【かんたん図解】家族構成

映画『最初の晩餐』の家族構成のかんたん図解

父親、娘(11歳)、息子(7歳)/ 母親、息子(17歳)

ステップファミリーの図解で、自分の身に置き換えながらみてみましょう

【相関図】主要人物

映画『最初の晩餐』家族構成と主要人物相関図
  • 父親:永瀬正敏
  • 母親:斉藤由貴
  • 母親の連れ子(長男):窪塚洋介、楽駆
  • 父親の連れ子(長女):戸田恵梨香、森七菜
  • 父親の連れ子(次男):染谷将太、牧純矢、外川燎

繊細な連れ子たちの心模様

合わせ味噌のお味噌汁の写真

【7歳 息子】父の連れ子 :外川燎、牧純矢、染谷将太

  • 末っ子らしく天真爛漫ですぐに溶け込む。
  • しかしお通夜の最中、恋人と家族の話をする中で、家族というものから目を背けていたことに気づく。

【11歳 娘】父の連れ子:森七菜、戸田恵梨香

  • 共同生活を始めたばかりの時は、継母になった母親の作る赤味噌のお味噌汁に対し「何これ濁っとる。ママのがよかった」とグサリと言ってしまう。
  • お通夜では異様に元気に振る舞い、夫とはすれ違いの様子が垣間見える。

【17歳 息子】母の連れ子:楽駆、窪塚洋介

  • 共同生活を始めたばかりの時、実親である母親に突っかかってきた11歳女児に対し、母を守る形で応戦するが、やがて打ち解ける。
  • 22歳の誕生日目前、継父である父親といつもの山登りにいき、ある事実を明かされたことをきっかけに家を出て、以来顔を見せなくなる。

J

何があったのか…

山登りをする父と、母の連れ子である長男の写真

新しい親を「お母さん」「お父さん」と呼ぶ

ステップファミリーや混合家族特有の親子関係の難しさは、最初「親と認めたくない」という心境から傷つけあってしまうことでしょう。

でも、次第に父の連れ子が母の連れ子を「しゅん兄」と呼び、母の連れ子である息子が「お父さん」、父の連れ子である娘が「お母さん」と時の経過とともにその存在を認め始めます。

てぃーこ

「呼び名」の影響って大きいよね

  • 揺れる子供心と共に一つ屋根の下で暮らすのは、最初はやはり難しい
  • しかし、日常の何気ない関わり合いの中から「いい塩梅」を見つけていく
  • 次第に、他人だった女の人を母親、男の人を父親として、家族の形になっていく

愛を丁寧に伝える

母と3人の子供に、長男の息子も加わった通夜の食卓の写真

監督・脚本の常盤司郎監督の故郷が福岡県筑豊ということで、いかにも「男は男らしく、女は女らしく」な父母像が興味深い。

肝心なことはダイレクトには言わず、お互いに空気を読んで察して、距離をとりつつ絆を深めていく様子は、いかにも日本人らしいと思いました。

しかし…

言わない・言わせない美学は、優しさも苦しさも見えづらく、受け取り手の想像力が試される。

関係がこじれる前に、気持ちは丁寧に伝えよう。

えむ

察する美学も好きだけど、関係をこじらせることあるよね

J

ちゃんと伝えないとな

【結論】100%完璧には“わからない”なりに、やさしく寄り添おう

期待して、信じて、裏切られたと感じたり、「家族が何かわからない」「父親が何考えてたかわからない」「うまく説明できない」…それでも

理解できないこともある、それでも寄り添うのが家族

映画を観終わって、そんなことを感じました。

そして、これからステップファミリーになる人、今まさにステップファミリーとして葛藤の中にある人には、ぜひ、伝えたいことがあります。

それは、ステップファミリーというのはそれ自体が個性であり、一般的な家庭とは違うということを理解する努力が大切、ということです。

今は参考になる本もたくさん出てきていますし、情報交換をすることが昔よりは簡単になりました。

自分ひとりではなかなか消化しきれないこともあると思いますが、そういう時は、同じ境遇の仲間に出会ったり、当ブログのような場所で他の人の体験談を知ったり、本から知識を得たりしてほしいです。

きっと少しは心が軽くなると思います。

こんな実話もあります。

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まとめ

人の気持ちは100%わからなくて当たり前。

大事なことは丁寧に伝えて、愛を育もう。

Photo : 映画『最初の晩餐』公式サイト 著作権及び肖像権は、各権利者に帰属します

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