今回は、慣れない毎日でも前向きに頑張っているTさんが、シングルファザーの生活について話してくれたよ
悲観ばかりせず前を向いてる人って素敵だよね!
【かんたん図解】家族構成
29歳バツイチ3歳の娘を育てるシングルファザー。
離婚前は共働きで、家事育児も分担していたつもり。
バリキャリ妻は育児より社会で認められたかった
妻とは子育ての意見の食い違いが多く、一緒に娘を育てるのは無理だといわれました。
そして共働きでキャリアウーマンであった妻から「娘は責任をもって育て上げてください。養育費はしっかり払いますから」という約束の末に離婚いたしました。
結婚生活は、妻に頼りきっていた家事育児
離婚するまでの間子育ては基本的に妻に任せきりでした。
ごはんを食べさせることはあっても作ることは少なかったです。お風呂に娘と一緒に入ることはあっても着替えさせたりすることは少なかったです。洗濯にしても干すことはあっても取り込んでたたんでしまう作業はほとんどやっていませんでした。
いわゆる家事のメインとなることはやっていたけれども表からわかりにくい作業をしてこずに妻に頼りきりでした。
そんなことから、妻から
「仕事をして家事をして子育てをなぜ私だけでしていかないといけないのか。私も仕事がしたい。子供も大事だが私自身の人生も大事だからこの子はあなたが育ててほしい。お金に関しては私の方が稼ぐのだから養育費は必ず払うからよろしくお願いします。」
といわれて昨年の冬からシングルファザーとしての生活が始まりました。
シングルファザーとして忙しい毎日のルーティーン
初めからうまくいくはずがないと覚悟していましたが、本当に一人での育児は想像をはるかに超えるものでした。
今まで妻にやってもらっていたこともすべて私一人でしなければなりません。
朝子供の朝ごはんの準備、保育園に行く準備、娘と二人で朝ごはんを食べて保育園に送って私は会社に向かいます。
仕事が終わってから娘を迎えに行き、少しだけ帰り道の公園で遊んで帰宅してお風呂の準備をしながら夜ご飯の準備をします。
夜ご飯を食べて少し遊んでから布団に入って娘を寝かしつけるます。
娘が寝たら洗濯をして明日の朝ごはんの下準備や食器のかたずけをしてから就寝するのが私のルーティンです。
仕事が休日の日も保育園に行くことと出勤がないだけでそれ以外は全く同じ生活です。
たまに職場の人たちがパチンコの話や趣味の話をしているのを聞くと私もたまには自分がしたいことをして休日を過ごしたいと思うこともあります。
しかし妻と離婚するときに娘はしっかり責任もって育てると約束したのでなかなかしたいことをすることができる休日はありません。
一人で全部こなそうとすると
自分の時間なくて大変だよね…
うまく家事代行サービス使えるといいよね
プロはさすがって感じよ
娘と過ごすのは「かけがえのない時間」
しかし、そんなことを考える一方で、娘と過ごす時間にやはり大変なことがたくさんありますが、幸せを感じることもたくさんあります。
離婚するまではほとんど私と過ごすことがなかったので、私のことを呼びながらこちらに来ることはありませんでしたが、今は私に今日の一日の出来事を楽しそうに話してくれます。
話を聞いていると日々少しずつ話せる単語も増えてきて、しっかりとした会話ができるようになってきていることに驚かされます。
ごはんも今まで食べてきたごはんと味が違うので食べてくれませんでしたが、最近は本当によく食べてくれるようになりました。
これも離婚して子供を育てるチャンスをくれた妻に感謝するしかありません。
もし離婚していなかったらこんなに娘とかかわることなく時間が流れていたかもしれません。
離婚してからも妻が定期的に子供の様子を見に来てくれていますので娘には普段お母さんがいなくてさみしい思いをさせていると思いますが、それは私と妻は一緒には暮らせないと判断したのでどうにもなりません。
娘には、両親が普段から身近にいない中でも少しでも親の愛を感じてもらえるようにと、日々頑張っております。
各家族ごとに子育てには様々なやり方があると思います。
シングルファザーだから特別大変だと思ってはいけません。両親で子育てしてもシングルで子育てしても大変です。みんな苦労しながら子育てしています。
そんな中でも子供の成長に喜びを感じながら子育て頑張りましょう。
いつか、娘が就学する前には再婚したいと考えています
あ、ステキ♡
シングルファザーになったことをチャンスと捉える
- 離婚して子供を育てるチャンスをくれた妻に感謝
- もし離婚していなかったらこんなに娘とかかわることなく時間が流れていたかもしれない
感謝に変えるTさんは大人だね
試練があなたを成長させる
Tさんのように、誰もが強くあれるわけではないかもしれませんが、ポジティブな可能性に目を向けるなら、次のような考え方も役に立つかもしれません。
自分の人生をじっくり振り返れば、最も苦しかった試練があなたを最も成長させたことがわかるはずである。
『メンタル・タフネス ストレスで強くなる』ジム・レーヤー著
著者のジム・レーヤーさんは、松岡修造さんなど一流プロスポーツ選手のメンタル・タフネス・トレーニングを担当したスポーツ心理学の権威です。彼によれば、成長には適度なストレスが必要なんだとか。
自分自身がこの状況を受け入れ、子供と一緒に過ごせる日々を幸せだと感じられれば、その幸せは子供にも伝わりますよね。
自己鍛錬、そして支え合えるまわりの環境も大切にしながら、大切な子供が健やかに育つために、愛情を育んでいきたいものですね。
すべての人に言えることかも
子育ての奮闘は、自分自身も成長するチャンスである。
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