シンパパ実話

「嫁と離婚したいけど…」親権争いの末シンパパになった話

てぃーこ

子供のためには仮面夫婦でも仕方ないか、って話聞くよね

えむ

壮絶な結婚生活を送ってたTakoranさんは淡々と語ってくれたけど、胸が痛くなるような話だったよ…

はじめましての方、こんにちは。最愛シンパパと恋愛中のえむと申します。プロフィールはこちら

パートナーと離婚したいけど、
子供のためには我慢すべきなのではないか…

そう考えるのは女性だけでなく、男性も増えているようですね。

できることなら手遅れになる前にきちんと話し合い歩み寄りたかっただろうと思いますが、今更もう遅い、変えられない、という状況にある人もいるでしょう。

今回は、情緒不安定になり怒鳴り散らす育児放棄の妻に対し、夫としてできる限りの全力で家族に向き合ったTakoranさんのお話。

暴れる妻から子供を守るために連れ去り、離婚調停で親権を求めるも「死ぬ」といい粘る妻に対し、弁護士からのアドバイスで慎重にことを運ぶしかなかったTakoranさん。

お子様もどれほど怖い思いをしていたか、胸をえぐられるようなお話でした。

親権問題は5年をかけて無事解決し、今はシングルファザーとしてご両親とともに三世代でわきわいあいと過ごされているそうです。

えむ

よかった…

それでは、その壮絶すぎる結婚生活を教えてもらいましょう。

【かんたん図解】家族構成

シングルファザーTakoranさんの家族構成
  • 夫(私) 31歳
  • 元嫁(別居親)30歳
  • 子供 1歳

家事育児放棄がエスカレートする元嫁との結婚生活

赤ちゃんを挟んで寝転がる夫婦

結婚2年目。私が31歳、元嫁30歳、子供が1歳頃。2LDKの賃貸マンションで暮らしていました。その頃から元嫁がイライラしやすくなりました。

常にイライラし、家事・育児を放棄した元嫁

例えば、洗い物をしている時にお皿などを滑らせると「ああ、もう!」という感じで怒り、その後も機嫌が悪く無視されたりしました。

その内に私が仕事を終えて帰ってくると、元嫁は「家事と育児をしながら、あんたの晩御飯まで作るのがしんどい」と言うので、自分で作るようになりました。

少しすると、元嫁が家事を放棄し、どんどん家が汚れていったため、家事も私が行うようになっていきます。

役割分担などを提案しても、「育児が大変だとか、子供の成長を支える事の大変さが分かっていない」と怒りはじめました。

それから一ケ月もすると、元嫁は育児をしなくなり、外に遊びに行く時しか子供をみなくなり、買い物に行けば子供と自分の服を大量に買って、オシャレなカフェで食事して…ということが頻繁になりました。

このままではいけないと思いましたが、まだ経験値の低かった私は、元嫁のストレスを軽減させようと、仕事、家事、育児すべてを自分でやるようになりました。

てぃーこ

自分がやってあげれば解決すると思って耐えたんだね…

情緒不安定がエスカレートする元嫁

床に叩きつけられて割れた皿

自分の負担が増えるのと比例するように、今度は元嫁は毎日私の事を非難し始めました。

なぜか問うと、すべて私がやると、自分が否定されているように感じるからだそうです。

なので、「ご飯は作ってほしい」と言うと、翌日の夕食を作っている途中で突然「面倒くさい」と怒り始め、「誰も私の気持ちを分かってくれない!」と皿を床に叩きつけて割りながら怒り始めました。

てぃーこ

怖いぃ

心療内科を勧めても、怒り暴れ狂う元嫁

基本的に大声で騒ぎモノに当たるので、子供も怯え、泣きながら「ママやめて」というと、「だまれ」と言い返すので、これはいけないと思い、なだめながら心療内科を勧めましたが、「私を異常者扱いするのか!」と激昂しました。

なんとか説得して評判の良い心療内科に連れて行くと、数日は医師に話を聞いてもらえたからか機嫌が良くなりました。

すると今度は、「こんな精神状態になるまで私を放っておいた!」と言ってまた家庭で叫びながら暴れ始めました。

てぃーこ

…!!

明け方まで飲み歩き暴言を吐くようになった元嫁

ある日、私が仕事終わりに保育園へ子供を引き取り帰宅すると、元嫁は飲みに出て行って家におらず、翌日の朝方に帰宅して、酔った勢いでもはや暴言としか言えない内容の事をわめき散らしました。

それが毎日になっていきました。

怒鳴る女

元嫁はついに私だけではなく子供にも大声で怒鳴り始めました。

ある日、1歳の子供がお茶を少しこぼした時。

すると深いため息をつきながらコップをひったくり、その勢いで残ったお茶がさらに床に溢れて怒り、子供に雑巾で拭かせようとしました。

その様子を見て、私がいない時、この人は子供をどう扱うのだろうと思い不安になりました…

元嫁の暴力から子供を守るため、連れ去り実家へ避難

子供の精神的な安定のため、私は子供を連れて実家に帰りました。

元嫁の両親は当時既に離婚していて、一緒に暮らしていた母親はもう亡くなっています。こういった事も、元嫁の荒む気持ちに関係しているのかもしれませんが、もしそうだとしても、子供にまで当たるのはお門違いも甚だしいと思います。

子供のため、弁護士、市役所、保育園にも相談

baby child close up crying

そしてこれまでの事を市役所や弁護士事務所に相談し、保育園にも相談すると、「お昼寝の時間に毎回『ママやめて』と言って泣きながら起きるので、相談しようとしていた」と言われ、そんな気持ちにさせてしまって、本当に申し訳なかったと思い、行動を起こすのが遅かったことを悔やみました。

今でもこの時の胸を引き裂くような感覚は忘れていません。

ですが私はまだ、もし元嫁が安定した場合、やはり子供には母親がいた方がいいのではと考え、離婚すべきかどうか悩んでいる部分がありました。

子供がいる以上、私の都合ですべてを決める事は無責任に思ったからです。

子供の連れ去りを訴えてきた元嫁

すると、その内に元嫁の姉も現れて二人で子供を誘拐したと責めてきて、話も一方的に私が悪いように周囲に言いふらしていたようです。

ですが、それを聞かされた周囲の人が「あなたの妻がこう言っているが、どうも正気ではなさそうだ」と私を気遣って連絡してくれたので、こちらも譲らずに元嫁姉妹としっかり話ができました。

離婚調停での弁護士の助言

絶対に今は元嫁に子供を渡せない、という一心で、調停を利用して話し合うことにしました。

しかし調停の時、弁護士は「母親(元嫁)が今の状態なら、親権は父親(私)が持つべきと思うが、先ほど母親(元嫁)と話したら、親権は譲らない、取られたら死ぬとすごまれたので、慎重に行くべき」と言われました。

子供が泣きながらパパに訴えたのは…

泣き叫ぶ子供

子供とゆっくり話し合うと、「ママのところは嫌、パパ離れないで」と泣きながら言うので、私は子供を最優先する、というか、子供の味方にならないといけないと思い、元嫁に離婚を申し出ました。

かなりゴタゴタしましたが、無事離婚できました。

てぃーこ

子供にとっても恐怖だったんだね…

離婚後、よりを戻したがった元嫁

離婚後元嫁は、最初のうちは飲み屋で知り合った他の男との性行為などの話を得意げにしてきましたが、一度子供の事だけに力を全振りすると、自分でも驚くほど元嫁に未練がなく何とも思いませんでした。

それとも、とっくに愛想は尽きて、義務で頑張っていただけだったのかも知れません。

その態度が元嫁は気に入らなかったようで、次から次へと一夜限りみたいな関係を続けては報告してきました。

私があまりにも相手にしないので、そのうちに連絡も少なくなり、たまに子供に会わせてほしいとか、私とやり直したいなどと言ってくる日がずっと続きました。

元嫁はその間、複数の男性と付き合うものの毎回喧嘩してボロボロになり、私に愚痴りながら復縁を申し出て断られてをひたすら繰り返しているようで、心療内科通いも常態化しています。

そして何番目かの男性との間に子供ができて、結婚せずにそのまま別れたようです。以前よりは落ち着いて育児しているようですが、よく分かりません。

よく元嫁から復縁を持ちかけられますが、私はもう結婚はいいです。

子供が将来、自分にとっての幸せを掴んでくれる事が私の願いでもあります。

保留になっていた親権問題は5年かけて交渉成立

保留になっていた親権問題ですが、子供が6歳の時、来年に控えた小学校入学に際して、もう親権をこちらに譲るように提案し、粘り強く交渉して親権も私側となりました。

現在、子供は10歳になり、私は両親と一緒に住んでいます。

今は私の両親とひとつ屋根の下三世代で、楽しく和気藹々と暮らしています。

てぃーこ

いや〜、壮絶な日々…大変でしたね…
離婚して正解!

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つらい過去を持つシンパパ彼氏を優しく労ろう

もしかしてあなたの大好きなシンパパ彼氏さんも、Takoranさんのように、壮絶な親権争いの末にシングルファザーになっていたりはしていませんか?

壮絶な理由があって、覚悟があって、離婚して、シングルファザーになっているかもしれません。頼もしく見えても、もしかしたら、深い傷を負っているかもしれません。

あなた自身の幸せも大切にしながら、深い傷を負っているお相手の心にもめを向ければ、今停滞している理由や会えない理由が、見えてくるかもしれませんね。

えむ

幸せになりましょ!

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Photo:James Sutton, Unsplash / Stephanie Pratt, Pixabay / Chuttersnap, Unsplash / Engin Akyurt, Pixabay / Marcos Paulo Prado, Unsplash